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シイタケ菌糸体エキス(L・E・M)とは

 シイタケ(キノコ)が胞子を飛ばして枯れ木に付着し、成長を始め菌糸となります。
やがて、子孫を残すためにキノコを作ります。季節の移り変わり(温度・湿度等の変化)によってシイタケの生活史このようなサイクルで営まれています。人に例えると胞子から成長した菌糸体が妊婦で子孫を残そうとして生み出すキノコが赤ちゃんとなるわけです。
 しかし、季節の移り変わりがなく一定の温度や湿度の環境で静かに成長した場合はキノコを作ることなく栄養の許す限り菌糸の状態で成長を続けます。この間、菌糸は成長の元となる栄養を自身の作り出す数十種の酵素によって強固な繊維質を何段階かに分けて最終的に補給できる状態としています。
 シイタケ菌糸体エキスはこの性質を利用して固層培養法により人工的に栄養となる原料に抗腫瘍活性物質を含むバガス(サトウキビの絞り粕)と脱脂米ぬかを使用して固層培養基をつくり、殺菌後、無菌状態として約2000種の中より最も活性の強いシイタケ菌を厳選した菌を接種し、温度、湿度はもちろんのこと、照度や換気までもコントロールして硬い繊維質をシイタケ菌の持つ力によって菌自身が必要な栄養を作り上げ成長していきます。そのため、数ヶ月もの長い期間を必要とします。その間に有効な成分が代謝・蓄積されます。 培養基内のシイタケ菌糸体が最も充実した状態において2℃という過酷な条件化でシイタケ菌糸体の生命を脅かす急激な変化を与えると弱い菌糸は消え、強い菌糸が残り、子孫を残すためにキノコを作り出すように活動を始めます。この時がまさに菌糸体の最も活性の強い状態となるのです。
 このようにして作られた培地を特許製法(第5865990号)により培養基ごと酵素を作用させエキスを抽出していきます。
そのため、抽出されたエキスの中には菌糸体のグルカン質が分解された高分子から低分子までの糖類やたんぱく質、アミノ酸、各種ミネラル成分等の数多くの物質が含まれているのです。