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シイタケ菌糸体ってなに?

 シイタケ菌糸体とは、別名「シイタケのお母さん」と呼ばれています。
では、なぜお母さんなのか?についてお話します。
とても身近でよく食卓にものぼるシイタケですが、傘の裏側にあるヒダの部分には種(胞子)が蓄えられています。
この種を飛ばして子孫を残すのがキノコの役目です。
では、シイタケの一生を人間に例えてご説明しましょう。
まず、次の世代である種(胞子)は“子供”です。その子供は自らが生活する環境の中ですくすくと育っていきます。そして成長した子供は素敵な“お嬢さん”となり健やかな毎日を過ごします。
このお嬢さんにあたるのが、単核菌糸と呼ばれる状態です。しかし、そのままでは子孫を残せませんので相手を見つけなければなりません。
やがて時が来て結婚相手を見つけることができて初めて子孫を残せる環境が整いました。
この状態を二次菌糸と呼びます。
二次菌糸は、子供を生もうとしている “妊婦さん”なのです。
そして、スタートに戻って妊婦さんが生み出した“赤ちゃん”がシイタケ(キノコ)ということになります。
シイタケ菌糸体とは、子供を生もうとしている妊婦さん(二次菌糸)から作られているのです。
しかも、妊婦さんが出産する直前ともいえる環境を作り出したうえで、生まれてくるシイタケ菌糸体には生命力と豊富な栄養にあふれているということがお分かり頂けると思います。
これで、シイタケ菌糸体が「シイタケのお母さん」に例えられるのか納得!ですね。

成長したシイタケは傘を開いて胞子を散布させます。

風に運ばれた胞子は樹皮の中に入り込みます。

胞子は、樹皮の内側で真綿状の菌糸体となって繁殖します。

菌糸体からシイタケが生み出されます。